事業・生活兼用のクレジットカードは「事業主借」に設定すると楽【MFクラウド編】

あおい「?」「事業用と生活用に1枚のクレジットカードを使って『生活用の口座』で支払うけど、どうすればうまくいくの?」

最初の設定でクレジットカードを「事業主借」にしてしまえば、この問題は解決します。


事業用クレジットカードを『事業用口座』から支払う場合は問題なし

MFクラウド確定申告の場合、「口座情報」>「金融機関登録」で銀行口座やクレジットカードを登録していきます。
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あとは、一覧の中から自分が使っているクレジットカードを登録すれば終わりですが、クレジットカードについては、何もしなければ、「未払金」になっています。

これは、「口座情報」>「登録済み金融機関」の中で、登録したクレジットカードの「口座情報」をクリックすると、見ることができます。
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例えば、私の場合は、リクルートカードプラスを登録していますが、口座情報を見ると、次のように「未払金」となっています。

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9月10日にリクルートカードプラスで新幹線代10,360円を払ったとします。

9/10
旅費交通費10,360/未払金10,360

と自動的に仕訳が行われます。

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そして、この買い物は10月13日に支払うことになります。

事業用の銀行口座から支払う場合は、事業用の銀行口座も自動的に仕訳ができるので、問題ありません。

もし、9月分がこの新幹線代しかないとすれば、

10/13

未払金10,360/普通預金10,360

となり、未払金は10,360円-10,360円=0円と消えます

事業・生活兼用のクレジットカードを『生活用口座』から支払う場合は問題あり!

事業・生活兼用のクレジットカードを分けるのは面倒

しかし、フリーランスや副業でクレジットカードを使う場合には、1枚のクレジットカードを事業用だけにしているでしょうか?

どちらかといえば、わざわざ使い分けずに、1枚のクレジットカードを事業用にも生活用にも使っているのではないでしょうか。

例えば、先ほどご紹介したリクルートカードプラスは、還元率が2%のクレジットカードで、かなり還元率が高いカードです。

事業用と生活用を別々のクレジットカードにしようと思った時には、一方は還元率2%のままでもよいですが、もう一方は、どうしても2%未満のカードを使うことになってしまいます。

また、例えば、amazonや楽天市場など、特定の場所で買い物をするときにポイントが2倍・3倍になるカードを、生活用では使えるけど、事業用では使えない、なんてことになると、ポイントがもったいないわけです。

そこで、1枚のクレジットカードで、事業用と生活用と気にしないで使う方が、むしろ自然ではないでしょうか。

実際に分けてみると分かるのですが、レジの前で事業・生活兼用のクレジットカードをそれぞれ厳密に使い分けるのは、面倒です。

やってみたら間違えて、事業用のものを買うのに生活用のクレジットカードを出したりします。

また、1回の買い物で両方混ざっているときなんかは、これだけのために2回もレジを通すのはばかげています。

引落し口座は『生活用口座』になりやすい

さらに、引き落とし口座はどこでしょうか?

今まで『生活用で使っていたクレジットカード』を新しく事業用のものを買い物にも使うとしたら、『生活用口座』になるでしょう。

そうすると、生活用口座をMFクラウド確定申告でデータを取り込むのか、という問題が出てきます。

基本的には、事業用ではないので、取り込んでも意味がありません。

銀行引落しになるものは、事業用口座にどんどん移してしまえば、生活用口座に出てくるのは、本当に生活に必要なものばかりとなります。

そうすると、生活用口座を登録しないときに、問題が発生します。

さっきの、

10/13

未払金10,360/普通預金10,360

という仕訳が自動的にできないのですね。

この点、事業用と生活用を1枚のクレジットカードを『事業用口座』から支払う場合は、事業用口座を登録するため、問題はありません

しかし、事業用と生活用を1枚のクレジットカードを『生活用口座』から支払うときは、生活用口座を登録しないので、いつまで経ってもこの仕訳が自動的にできず、未払金が残り続けるという問題があります

そこで、生活用口座から支払われるときに、

10/13

未払金10,360/事業主借10,360

として消すのが模範解答ですが、この仕訳は『自分』で入力しなければなりません。

「未払金」⇒「事業主借」に設定変更

まあ、年に支払いが12回なら、12回、この仕訳を入力すればいいだけと言えば、それまでなのですが、手間を省くためにも、クレジットカードを登録するときは、最初から「未払金」ではなく、「事業主借」に変更します。
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たったこれだけです(右にある「保存」ボタンを忘れずにクリックしましょう)。

すると、

9/10
旅費交通費10,360/未払金10,360

10/13

未払金10,360/事業主借10,360

と2段階で仕訳が必要だったのが、

9/10
旅費交通費10,360/事業主借10,360

と1発で完了します。

未払金のことなんて、考える必要がないのです。

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これは、旅費交通費をプライベートで立て替えて出した、という意味になります。

ただし、この1発で仕訳をする方法であってとしても、「レシートや領収書」をしっかりと保存しましょう。

あるいは、クレジットカードの明細を印刷しておいて、該当する経費をマーカーペンで色をつけておくなど、証拠書類を残すことを忘れないようにしましょう。

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なお、同時に出てくる生活用のクレジットカード支払については、経費ではないので、

事業主借***/事業主借***

となり、意味がない仕訳となるため、取り込んだデータから削除してもOKです(残しても問題はありませんが、あとで総勘定元帳や仕訳帳を印刷するときには印刷用紙が増えてしまって、余計なデータです)。

いかがでしたでしょうか。

ささいなことですが、最初に設定しておけば、後で何もする必要がないため、おススメします。

【場合別】クレジットカードの設定方法

今回の記事は、なんでもかんでも「事業主借」に変えればいいという話ではないため、最後に、どういう場合には設定を変えた方が良いのかまとめます。

A.事業用クレジットカードがある場合

(1)『事業用口座』から支払う
⇒「未払金」のままでOK

(2)『生活用口座』から支払う
⇒そもそも『事業用口座』から支払うように変更しましょう⇒(1)へ

⇒『生活用口座』から変更できない場合
⇒「事業主借」に変更が便利です。

B.事業・生活兼用のクレジットカードの場合

(1)『事業用口座』から支払う
⇒「未払金」のままでOK

(2)『生活用口座』から支払う場合
⇒「事業主借」に変更が便利です。

C.クレジットカードを登録しない場合

今回の記事の趣旨とは違いますが、例えば、クレジットカードで支払ったけど、MFクラウド確定申告でデータを取り込むほど数がないような場合もあるかと思います。

その場合には、Excelでデータ取り込みをする方法を使うと楽にできるため、次の記事を参考にしてみてください。

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あおいのつぶやき

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