「確定申告書って、いつまでにどこに出せばいいの?」
今まで確定申告をしたことがない方は、まず、基本中の基本としては、「いつまでに」「どこに」提出するのかを確認しましょう。
「いつまでに?」
平成27年分の所得税の確定申告書は、平成27年2月16日から3月15日までに提出します。
ただし、医療費控除や住宅ローン控除のように、還付を受けるための申告(還付申告)については、平成28年1月から提出することができます。
「どこに?」
住んでいる市区町村を担当する税務署へ
確定申告書は、「税務署」に提出する、ということはなんとなくわかっている方は多いと思います。
では、どこの税務署に行けばいいか、ということですが、実は、あなたを担当している税務署というのは、あなたの住所の市区町村によって決まっています。
このリンクをクリックすると次のような地図がありますので、自分の住んでいる市区町村を探してみてください。
東京都を選ぶと、次のように東京都にある税務署の一覧が出てきます。
例えば、「荒川区」に住所があると、「荒川税務署」が担当の税務署となります。
もし自分が住んでいるところが隣市に接していて、地理的に隣市にある税務署が近い場合でも、あくまで自分が住んでいる市区町村が担当する税務署に提出しなければいけませんので、注意しましょう。
提出方法は、直接税務署に持参する方法のほか、郵送で送ることもできます。
なお、税務署ではなく「国税局」ではないの?という方もいますが、国税局に提出することはありえません。
国税局にかかわることがあるのは、原則として資本金1億円以上の大規模な会社やお金持ちの税務調査の時なので、ふつうの人はまず関係ありません。
引っ越した場合は?
例えば、12月に引越しをしたような場合はどうなるのでしょうか。
年末調整でもらえる給与所得の源泉徴収票には、「引越し『前』の住所」が書いてあって混乱しますが、あくまでも「提出時の住所」で考えます。
したがって、ふつうは「引越し『後』の住所」を担当する税務署に提出することになります。